一級建築士が勧めるドローン赤外線外壁調査!大規模修繕前に使うメリットとは。

大阪を中心に、全国でドローンを使った赤外線によるマンション・ビルの外壁調査業務を行っている一般社団法人スカイステージです。

マンションの外壁調査は、目視で確認できない上層階の外壁や外壁内側の劣化状況を確認します。そのため、専門知識や技術が必要になるので、必ず外部の業者に依頼することになります。

マンションやビルの外壁調査は、依頼する業者や団体をしっかり選ぶことが大切です。なぜなら、調査方法や必要な費用だけでなく、調査の精度が異なるためです。

しかし、数ある業者の中から一体どの業者や団体を選べばいいのか。
選んだとしても、納得する調査結果を得られるのか? 安心して依頼できるのか?

今回は外壁調査のひとつである「ドローンによる赤外線外壁調査」をテーマに、
株式会社D-FACTORY(ディーファクトリー)
代表取締役・曽山隆次さんに話を聞きました。

スカイステージにも調査依頼をいただいており、自らもドローンパイロットスクールを受講しました。
一級建築士の視点から、マンションやビルの大規模修繕工事、そしてドローン赤外線外壁調査を使うメリットをどう捉えているのか、伺いました。

 

雨漏り箇所を正確に把握 赤外線ドローン外壁調査のすごさ

一級建築士として複数の会社で顧問をしています。

ある会社では「自社ビルに雨漏りの箇所がある。どこから漏れているのかわからず、もう5年くらい放置している」と話していました。

そのビルは築20年くらいのALC造で、そのまま問題を放置するのは良くないと、どこかで修繕が必要だと思っていました。

とはいえ、雨が降る風向きによって雨漏りをしたり、しなかったり。

なかなかお金をかけて修繕をしようというステップには至らなかったようなのです。

そんな折にスカイステージの岩根さんから
「表面温度センサーがついた赤外線のドローンなら分かると思います。

雨が降った翌日はビルに水が染みこんでいるはずなので、赤外線で調査して、水が染みこんでいる箇所は色が変わるはずです」
とドローンでの赤外線外壁調査を勧めてくれました。

調査では、撮影したサーモグラフィー画像から雨漏りの箇所が明確になったので、それを機に雨漏り修繕に加えて全面的に塗装をし直すことになりました。

それまでもビルのオーナーには「雨漏りしているから修繕を検討しませんか」と話すことはあったのですが、マンションの内部の状況を説明するのには言葉だけでは説得力に乏しく、なかなか大規模修繕工事に踏み切ってくれなかったのです。

ドローンの調査後の資料を見せたらやはり納得してもらいやすいですね。

建築に詳しくなくても理解しやすいでしょう。

マンションの外壁調査の最先端は、ドローン赤外線外壁調査

マンションの外壁調査は、大きく分けて「打診調査」と「赤外線調査」という2種類の方法があります。

打診調査は、調査員が「打診棒」と呼ばれる特殊な棒で外壁を叩き、その反響音から外壁の内側の状況を診断します。

調査員の知識と経験が求められる方法で、叩いた音でタイルの浮きや、壁内部の損傷を確認していきます。

これに対し、赤外線調査は外壁の表面温度を計測でき、撮影した写真データを基にして劣化の状況を視覚的に解析していきます。

また、「赤外線調査」にも種類があります。
赤外線調査は「地上からの調査」と「ドローン調査」。

地上からの赤外線調査は、高性能でより精度の高い解析が可能となりますが、45度以上傾けてしまうと極端に解析精度が落ちるというデメリットがあります。

例えば高さ50メートルの建物全体に地上から赤外線を当てるには、建物を軸に半径50メートル分の距離が必要となります。

このため、充分なスペースが取れない場合、特に住宅密集地では測定が難しいのです。

マンションの大規模修繕にはドローン外壁調査は非常に意味があると思います。

ドローン赤外線外壁調査は、大規模修繕の適正費用を出すのにも適している!?

ドローンの外壁調査は、費用面でも大いにメリットがあると思います。

打診調査を実施するためには、調査員が高所の外壁を叩くために、建物の外周に足場を組むなどの準備工事が必要となります。

足場の組み立てには安くない費用と時間がかかります。

このため、打診調査は基本的に大規模修繕の施工とセットで考える必要があるでしょう。

わざわざ調査のためだけに足場を組むのは現実的ではないからです。そうなると、ある程度の精度を保った「調査だけ」したい、という場合にはドローンの赤外線外壁調査、一択ではないでしょうか。

データの精度が属人化しにくいというのもメリットですね。

ドローン外壁調査は、大規模修繕の費用の見積もり、資料作成に◎!

スカイステージのドローンでは、赤外線の画像と合わせて、離れた場所からでも高解像度の写真を撮影できます。

これまでの下からの調査ではわからなかった劣化状況が見えるようになります。

「細かな傷」まで、詳細な証拠としてデータがとれるので、漏れなく証拠が提出できるんです。

専門家が資料を作成する上では非常に役立つサービスだと感じています。

マンションやビルの大規模修繕といっても、劣化がひどいところは念入りに修繕しなければならない。

標準のメンテナンスで良い部分と、しっかり直さないといけない部分があります。

ドローン外壁調査のデータがあれば、精度の高い費用見積もりを出すことができて、いざ修繕がスタートしても痒いところに手が届く工事になっていくでしょうね。

足場も必要ないですし、ドローン調査は最短1日で調査ができます。

一級建築士が推薦!ドローン赤外線外壁調査をなぜスカイステージに依頼するのか。

スカイステージはドローンの外壁調査を専門にしています。

特にドローンスクールでジョブパイロット(業務でドローンを使用するパイロット)を育成している岩根さんの知識と経験は素晴らしいです。

以前、ある工場内で雨漏りが見つかり、赤外線調査をお願いしました。

しかし工場の場所が大阪国際空港の滑走路から100メートルほどの、非常に近い場所だったのです。

ドローンを空港周辺で飛ばすことは基本的に法律で禁じられています。

飛ばすためには通常のドローン飛行申請に加え、特別な飛行申請が必要でし、またドローンのメーカーに連絡をとり、機体に組み込まれた飛行制限を解除する必要もあるそうです。

なかなか飛行申請が下りない場所でも、スカイステージは正式に許可を取得した上で調査してくれたので、こちらとしても安心でした。

加えて、岩根さんは建築への理解が深いので、調査時にもある程度目星をつけて調べられるのだと思います。そういった点も頼れるポイントですね。

雨漏りを特定するのは用意ではありませんから。

私の肌感覚ですが、まだここまでレベルの高いドローン赤外線外壁調査を提供している会社や団体はそう多くないと思います。

ドローン調査といっても写真を撮ってくれるだけだったり。

建物の老朽化が進み、ドローン赤外線外壁調査は需要が高まる

昭和の時代に建てられたビルやマンションは、見た目の経年劣化もありますが、内部の劣化が進んでいる建物も数多くあります。

古い建物のメンテナンスは、今後ますます重要になってくるでしょう。

こうした建物の劣化状況を正確に調べるためには、ヒューマンエラーをきっちりと防ぐ必要がありますが、むしろ古い建物にこそ、ドローンを使った赤外線による外壁調査が向いていると思います。

分譲マンションなら、大規模修繕の積立金もあるので比較的予算は取りやすいと思いますが、自社ビルを持っている会社などは、業績によっても予算が変わるでしょう。

ドローン外壁調査を一度行っておけば手軽に現状が把握できるので、まずどこから着手すべきか洗い出すのにもドローン調査しておくのは有効的だと思いますね。

ドローン赤外線外壁調査はプロ中のプロに依頼しよう!

私自身もスカイステージのドローンスクールでパイロットの資格を取りました。

私が関わっている物件の管理や、新築現場の管理でも活用できそうな気がしています。

例えば、現場の進捗状況を確認することもできるでしょうし、プログラムを組めば1週間置きに特定の場所を自動で撮影するといったことも実現できるそうです。

実用化されれば定期メンテナンスなどで人がわざわざ行く必要もなくなり、不動産管理の観点でもコスト抑制に繋がります。

余談ですが、私が受け持っている工場の建物の中に鳩が迷い込んできてしまうという問題も起きているんです。

鳩の群れを追い出すためのパトロールをドローンでやると面白いのではないかと画策しています。多様なシーンでドローンを活用して可能性を探っていきたいですね。

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