スカイステージのドローンスクールは、国土交通省認証カリキュラムを使用し、”実践で使える”操縦技術、”実践で使える”知識を学ぶことができます。
日頃からドローンを使った建物の赤外線調査を行っている、スカイステージの講師が直接指導するため、形式的なドローンスクールとは全く異なる、実践で使える実のある講習を提供しています。
昨年から、このジョブパイロット養成コースが人気で、各地から講習を受けに来る方が増えました。
「ジョブパイロット養成コース」では下記の3つのコースから選択していただけます。
・赤外線カメラ搭載ドローンの操作技術が学べる「建物赤外線診断コース」
・測量従事者向けの「測量コース」
・大型カメラ搭載ドローンでの撮影や編集技術を学べる「撮影・編集コース」
「難しいのではないか」「どのドローンスクールが良いの?」と悩んでいる方や企業に向けて、
実際にジョブパイロット養成コースの「建物赤外線診断コース」を受講された株式会社YAMATO 代表取締役の矢田 尽様にインタビューをしました。
ドローンがどのように事業拡大に役立っているか、スカイステージが運営するドローンスクールの特徴などをお話しいただきました。
ジョブパイロットドローン講習なら絶対ココ!
【1】なぜいま赤外線調査が求められる?
ジョブパイロットのライセンス取得を目指したきっかけ
株式会社YAMATOは大阪市に本社を構え、防水工事をメインに提供する会社です。
これまでは工事主体に事業を展開していましたが、ドローンを使った赤外線外壁調査を事業の一つとして取り入れました。
ドローンによる赤外線外壁調査を始めようと考えたきっかけは、ドローンの機体が手の届く価格になってきたためです。
それに加えて、以前は搭載できるカメラの精度に疑問がありましたが、格段に性能が上がっていると知ったのも検討のきっかけとなりました。
実際にどの程度の性能や精度なのかを把握したいと考えて、スクールに申し込みをする前に一度スカイステージの調査に同行させてほしいとお願いし、ドローンやカメラの操作、そして撮影された画像などを自分の目で見て、「これなら十分サービスとしてお客さまに提供できる!」と実感できたのです。
それまでは「いったいどの程度の精度なのだろう」「はたして商品として成立するレベルなのか」といった懐疑心が強かったのですが、調査に同行したことでその疑いの気持ちが払拭されました。
一般的にはまだまだドローン調査に対する信用度が低いと言うか、あまり良いイメージを持っていない方が多い気がします。
「どうせおもちゃみたいなものだろう」程度の印象ではないでしょうか。
正直に言うと、私も初めはそのような疑いの目で見ていました。
しかし、同行させていただいた調査で現物のドローンやカメラ、そして撮影された画像などを直に見ることができ、ドローンの赤外線調査がかなり優れているということを理解したのです。
機体はとても安定した状態で飛行していましたから、操縦はそれほど難しくなさそうだと感じました。
これなら簡単に墜落してしまうことはないだろうな、と安心しました。
これまで私たちは幅広く防水に関わる施工に携わり、常に建物の外壁調査報告書を見ているわけですが、実際にドローンに搭載されたカメラで撮影された画像を見て、これならば修繕すべき箇所の把握が容易にできると実感したのです。
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【2】工事の事前調査は「嘘がつけない調査」で!
工事は見積りが命
どうしても目視では外壁タイルの浮きを把握しきれません。
塗装や防水処理の劣化は目視ですぐにわかるものなのですが、外壁タイルの経年劣化はどうしてもわかり辛いものなのです。
人の手で打診棒を使って壁面を叩き診断しますが、作業をするために箱型のゴンドラを屋上から吊り下げたり、ロープアクセスと呼ぶロープで作業員を吊り下げたりする方法だと相当の時間と費用を要します。
それならば最初から大規模修繕工事のための足場を組んで打診調査を行ってしまおう、という判断になりがちなのですが、これでは工事を進めてみないと細かな費用が掴めないというデメリットがありました。
工事をWIN x WINで終わらせるためには
修繕費を概算で見積っておいたものの、工事を始めてみたら想定以上に外壁タイルの浮きが発見された、なんて話はよくあることです。
極端だと思われるかも知れませんが、工事費が想定の10倍になってしまったという話も聞いたことがあります。
修繕費の予算は決まっていて、お客さまに簡単に「追加費用」をお願いできるわけではありません。
これが大きな問題で、例えば予算の振り分けを調整し、他の工事を諦めてその分を外壁補修に回さざるを得ないといったことにもなりかねないのです。
このような場合、当初の見当の付け方や見積りの算出方法が疑われてしまうことになります。
そして、何より、最も悲しむのは発注者であるお客さまなのです。
工事の内容が変わってしまうということは、施工会社や職人にとっても嬉しいことではありません。
つまり、誰にとってもメリットがないことです。
この問題を解決するために役立つのがドローンによる赤外線調査の画像資料です。
赤外線調査の資料は、建築の知識がない方にも外壁の劣化箇所を把握していただくのに非常に伝えやすいデータです。
「人の感覚」で説明するのではなく、「ドローンの赤外線カメラで撮影したデータ」ですから一目瞭然ですよね。
そしてこれは、「嘘がつけない調査」を実施していることにもなります。
あらかじめ撮影した画像で、着工前に状態を把握できるのですから、工事の根拠となる問題箇所を可視化して見ていただくことによって、高い信頼性が得られます。
全ての工事に言えることですが、大規模修繕などの大型プロジェクトこそ、完工時に発注者であるお客さまと、工事を引き受けた会社とが良い関係で終えられることが理想です。
そのためには最初にしっかりと説明をすること、途中で大幅に予定を狂わせないことです!!
お客さまにどれだけ工事に満足していただけるかは、仕上がりはもちろんのこと、いかに正確な予算を算出できるかがカギになってきます。
ドローンを使った赤外線調査をさらに進化させたい!
ドローンを使った赤外線調査により、短時間で外壁タイルの劣化箇所を特定でき、修繕が必要な全体ボリュームの目安をつけやすくなります。
工事を始めてみたら、工事費が試算を大幅に上回ってしまった!というような事態を避けることができます。
またそのようなケースでは、施工会社は無理な対応を迫られて赤字に終わってしまうこともあります。
残念ながら、実際に私たちにもそういった経験がありました。本当に身近な問題だったのです。
ジョブパイロットの講習を受けてから、今はスカイステージさんと現場も共にさせていただいています。
先日2社合同で手掛けた大阪市科学館の調査では、全面ドローンの赤外線調査を行った上で、各面1箇所ずつロープアクセスで打診調査をするというハイブリッド調査を提案し、実施しました。
築約30年の全面タイル張りの建物です。
大阪市の公共施設なので、修繕予算策定にあたって「費用だいたいこのくらい」で済ませることができず、ある程度正確な予算を見積るためのエビデンスが必要だということで、まずは費用を抑えて全面を赤外線で調査し、部分的に手間と費用のかかるロープアクセスで詳細調査を行う、という方法です。
人が打診で調査しましたという報告よりも、画像のほうがお客さまは納得しやすいですが、その反面で新しい手法という意味で懐疑的な目もあります。
そこでこのハイブリッド調査を推奨しているのです。
この手順を踏むことで赤外線調査と打診調査の結果にズレがないかを確認し、信憑性を高められます。
ここでズレがなければドローンの赤外線調査に対する信頼も上がることになります。
画像資料は担当の方からも「非常にわかりやすい」と好評でした。
この事例から、今後は公共施設における外壁調査にドローンの赤外線調査がどんどん採用されるようになるのではないかと考えています。
調査日数の短縮、コストダウンには最適です!
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【3】スカイステージならではのジョブパイロット講習
ドローンの外壁調査に精通した「プロ」による講習が受けられる!
スカイステージの岩根さんによるジョブパイロット講習は、建築に関わるい私から見てもとても実務的で役に立つ内容でした。
ある意味、建築を深く理解している「マニアックかつ現場で役立つ知識」と「技術」を教えていただきました。
他所で講習を受けたことがないので、はっきりとは言えませんが、ただドローンの操縦方法を教わるのとは内容が格段に違うはずです。
岩根さんが日々、ドローン外壁調査を実際に手掛けていて、さらに補修工事のキャリアを積んできたからこそできる指導だと感じました。
建築に深い知見が無いと、ドローンの扱いについて詳しいだけでは、なかなか実践的な講習は難しいでしょう。
今後の展望
今後、弊社はスカイステージさんとの連携も強化しながらドローンを使った赤外線外壁調査に力を入れていこうと考えています。
現在の主なお取引先は不動産管理会社です。
不動産管理会社の人たちも、何度かドローンによる赤外線外壁調査の話は聞いたことがあるはずです。
しかし、単なるドローン調査会社と私たちの違いは、実際の工事まで考えた調査を実施して報告書を作成できるかどうかです。
さらに、ハイブリッド調査もできることでかなり安心してもらえるはずだという自信があります。
これは明らかにお客さまのメリットになるはずですから。
少しずつ社内にドローンのジョブパイロットも増やしていくつもりです。
もちろんスカイステージの講習を受けてもらい、スピーディーに学んでほしいと思っています。
何度もお伝えしたように、ドローンによる赤外線外壁調査はお客さまにとってのメリットが大きいので、継続して強化していきたいと考えています。
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【4】スカイステージで学ぶメリット
いかがでしたでしょうか。
最後にもういちど、ドローンを使った赤外線外壁調査のメリットをまとめます。
●発注者であるお客さまにとってのメリット
・従来の調査方法と比較して費用が安い
・従来の方法と比較して調査期間が短くなる
・視覚化された調査報告書で劣化状況が把握しやすい
・劣化部の水増し防止につなげられる
・修繕工事途中で工事内容の変更を防止することができ、工事全体に対する満足度が得られる
●施工会社にとってのメリット
・適正な工事費の見積り算出がしやすい
・修繕工事途中での全体的な工事内容の変更を防止することができ、きちんと採算の合う工事ができる
このようにドローンを使った赤外線外壁調査が、発注者だけでなく施工会社にとってもいかにメリットが大きいかがご理解いただけたと思います。
ドローンの赤外線外壁調査の需要は今後ますます高まっていくはずです。
スカイステージはドローン操作と壁面調査のプロ集団です。
私たちが運営するドローンスクールは、国土交通省認証カリキュラムに則った講習内容に加え、豊富な実務経験に基づいたアドバイスを行います。
精度の高い外壁調査を求めている施工会社さまをはじめ、自社でドローンによる赤外線調査ができるようになりたいとお考えの事業主さまなど。
お気軽にスカイステージにご連絡ください。
ご連絡をお待ちしています!
(株式会社YAMATO 代表取締役 矢田様、インタビューへのご協力、ありがとうございました。)