ドローンによる外壁赤外線調査と、手の届く範囲での打診調査
住宅街・電線・屋上離発着という難易度の高い現場で学んだことをまとめました。
2026年4月
兵庫県明石市
ビルオーナー様
鉄筋コンクリート造5階建て、全面タイル張りのマンション
DJI Matrice 350 RTK / H30T
一般社団法人スカイステージ 岩根義行、合同会社Sola-shie代表 丸山さん、安治さん
依頼背景
今回の現場で特に重要だったこと
今回の現場は、敷地内に十分なドローンの離発着場所がなく、屋上から機体を飛行させる必要がありました。さらに建物の周辺は住宅街となっており、各面に電線が多く存在していました。道路側は車通りも多く、ドローンの飛行だけでなく、作業者自身の安全確保も重要なポイントとなる現場でした。
ドローン調査というと、「飛ばして撮影するだけ」と思われることもあります。しかし実際には、飛行前の安全確認こそが最も重要な作業の一つです。
- どこから離発着するか
- 周囲の電線や障害物の位置
- 歩行者や車両の動線
- 補助者との役割分担
- 緊急時の対応方法
これらを事前に確認しなければ、安全な飛行は成立しません。
調査内容
- ドローンによる外壁赤外線調査(DJI Matrice 350 RTK / H30T)
- 手の届く範囲での打診調査
- 屋上からの離発着による飛行
- 廊下側からの打診調査・目視調査
- 赤外線画像の現地確認・随時データチェック
- 飛行前の安全確認・補助者との合図確認
今回パイロットを担当した丸山さんは、普段からドローン業務を行っており、スカイステージの国家資格講習インストラクターとしても活動しています。操縦技術はもちろん安心できるレベルです。
しかし、どれだけ経験があっても「簡単な現場」はありません。経験者だからこそ危険箇所を把握し、補助者との合図を確認し、飛行ルートを事前に組み立てます。今回も飛行前に、危険箇所の共有、飛行ルートの確認、補助者との合図の確認、緊急時の対応確認を実施してから調査に入りました。
スカイステージでは、「飛ばせるか」ではなく、「安全に飛ばし続けられるか」を大切にしています。これは国家資格講習やJOBパイロットコースでも常に伝えている考え方です。

赤外線調査(DJI Matrice 350 RTK / H30T)
赤外線調査で重要なのは、単に画像を取得することではありません。どの角度から撮影するか、太陽光の影響はないか、温度差が正しく出ているか、異常反応が本当に劣化なのかといった判断が必要になります。

屋上からの離発着
敷地内に十分な離発着場所がない現場では、屋上から機体を飛行。住宅街・電線・車通りが多い環境でも、周囲へのリスクを抑えながら調査を進めます。

技術がある人ほど、事前確認を大切にする
経験者だからこそ危険箇所を把握し、補助者との合図を確認し、飛行ルートを事前に組み立てます。どれだけ操縦技術に自信があっても、飛行前の安全確認を省略しません。
現場の様子
今回の調査では、岩根と丸山さんが連携しながら撮影を進めました。普段から一緒に調査を行っていることもあり、撮影から確認まで非常にスムーズに進行することができました。
赤外線調査で重要なのは、単に画像を取得することではありません。
- どの角度から撮影するか
- 太陽光の影響はないか
- 温度差が正しく出ているか
- 異常反応が本当に劣化なのか
といった判断が必要になります。そのため撮影したデータは、その場で随時確認しながら進めています。現場で確認することで撮り漏れを防ぎ、後の解析精度向上にもつながります。今回もじっくりとデータ確認を行うことができたため、非常に良い調査となりました。
確認された状況

ドローン赤外線調査に加え、打診・目視で天井の爆裂欠損やガラス庇のひび割れも確認しました
ドローン赤外線調査は非常に有効な調査方法ですが、それだけで全てを判断するわけではありません。今回も廊下側から打診調査や目視調査を実施しました。
- 天井部分の爆裂欠損
- ガラス庇のひび割れ
- 屋上離発着により住宅街・電線環境下でも安全に調査
- 赤外線データを現地で随時確認し撮り漏れを防止
- ドローン+目視+打診の組み合わせで建物全体を確認
- 修繕知識に基づき「見つける」だけでなく「どう判断するか」まで
こうした劣化は、ドローンだけでは確認しにくい場合もあります。だからこそスカイステージでは、ドローン赤外線調査+目視調査+打診調査を組み合わせて建物全体を確認しています。「ドローンがすごい」のではなく、建物を正しく調査するためにドローンを活用するという考え方を大切にしています。
スカイステージ岩根は、ドローン調査だけではなく、外壁修繕の実務経験もあります。そのため、なぜこの劣化が発生したのか、どのような補修が必要なのか、今すぐ対応すべきなのか、経過観察でも良いのかといった部分まで考えながら調査を行っています。調査会社によっては劣化箇所を見つけるだけで終わるケースもあります。しかし建物管理において本当に重要なのは、「見つけること」ではなく「どう判断するか」です。現場経験や修繕知識があることで、調査結果をより実践的な視点で見ることができます。
飛行前の安全確認
危険箇所の共有、飛行ルートの確認、補助者との合図の確認、緊急時の対応確認。これらを事前に確認しなければ、安全な飛行は成立しません。
赤外線調査は撮影して終わりではない
撮影したデータはその場で随時確認。撮り漏れを防ぎ、後の解析精度向上にもつなげます。
ドローンだけでは分からないこともある
ドローン赤外線+目視+打診の組み合わせで、建物全体を多角的に確認します。
現場での判断(安全確認とチーム連携)
今回パイロットを担当した丸山さんは、普段からドローン業務を行っており、スカイステージの国家資格講習インストラクターとしても活動しています。操縦技術はもちろん安心できるレベルです。
しかし、どれだけ経験があっても「簡単な現場」はありません。経験者だからこそ危険箇所を把握し、補助者との合図を確認し、飛行ルートを事前に組み立てます。
スカイステージでは、「飛ばせるか」ではなく「安全に飛ばし続けられるか」を大切にしています。これは国家資格講習やJOBパイロットコースでも常に伝えている考え方です。
現場は最高の学びの場
今回の現場は、丸山さんや安治さんにとっても技術向上につながる良い機会となりました。
屋上からの離発着。電線の多い住宅街。車通りの多い環境。こうした現場は、座学だけでは学ぶことができません。現場では毎回条件が異なります。
- 離発着場所が狭い
- 周囲に障害物がある
- 人や車の往来が多い
- 建物形状によって撮影しづらい
その都度判断しながら進めていく必要があります。だからこそ、実際の現場経験は大きな財産になります。スカイステージのJOBパイロットコースでも、資格取得だけで終わるのではなく、「実際の仕事で活躍できる人材育成」を目指しています。
今回の調査から見えたこと
ドローン赤外線調査は非常に有効な調査方法ですが、それだけで全てを判断するわけではありません。今回も廊下側から打診調査や目視調査を実施し、天井部分の爆裂欠損、ガラス庇のひび割れを確認することができました。
だからこそスカイステージでは、ドローン赤外線調査+目視調査+打診調査を組み合わせて建物全体を確認しています。「ドローンがすごい」のではなく、建物を正しく調査するためにドローンを活用するという考え方を大切にしています。
スカイステージ岩根は、ドローン調査だけではなく、外壁修繕の実務経験もあります。現場経験や修繕知識があることで、調査結果をより実践的な視点で見ることができます。建物管理において本当に重要なのは、「見つけること」ではなく「どう判断するか」です。
まとめ
今回の兵庫県明石市での調査は、住宅街、多くの電線、車通りの多い道路、屋上からの離発着という難易度の高い現場でした。しかし、事前準備とチームの連携を徹底することで、安全に調査を実施することができました。
ドローン調査は、ただ飛ばして撮影するだけではありません。安全管理、建物の知識、赤外線の知識、打診や目視との組み合わせ、そしてチームワーク。それら全てが揃って初めて、本当に価値のある調査になります。
スカイステージでは、こうした実務経験をもとに建物調査と人材育成の両方に取り組んでいます。資格取得の先にある、「仕事として活かせるドローン技術」を学びたい方は、ぜひJOBパイロットコースをご覧ください。また、外壁赤外線調査や建物調査についてもお気軽にご相談ください。
スカイステージの取り組み
スカイステージでは、こうした実際の現場をベースにした講習として「JOBパイロットコース」を実施しています。次のような方におすすめです。
- 未経験からドローンを仕事にしたい方
- 資格取得だけで終わらせたくない方
- 現場で通用するスキルを身につけたい方
- 建物調査や赤外線調査に興味がある方
資格取得の先にある、「仕事として活かせるドローン技術」を学びたい方は、ぜひJOBパイロットコースをご覧ください。
また、外壁赤外線調査や建物調査についてのご相談も承っております。建物の状態確認や修繕計画でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
外壁赤外線調査/建物調査/JOBパイロットコースについては、一般社団法人スカイステージまでお気軽にご相談ください。
